FIT GT200 制作編1

FIT GT200 製作記 目次

  1. 1.製作の巻き
  2. 2.テスト走行の巻き
  3. 3.Joy耐参戦の巻き

1.FIT GT200 制作の巻き!

ある日事故って廃車になったシビックタイプR(EP3)が店にやって来ました。とさ。 エンジン、ミッションは無事でしたが、ボディは全損でした。そこで・・・エンジン頂き~!

しかし、パクっても、何に載せようか悩むなぁ~。
当店では、インテグラ(DC5)のレースベース車を所有しているのですが、それのスペアエンジンにしてもつまらないなぁ~。 シビックに載せちゃおうかなぁ・・・ロゴに載せちゃおうかなぁ・・・。
軽い車がいいかなぁ・・・やっぱ、シビックかなぁ・・・。なぁんて、色々な考えが浮かんでまいりましたが、ロゴよりはフィットに積んだ方がいいんじゃないですか?フィットって結構人気あるし・・・。という一言で・・・「それだ!それで行こう!」

フィットにK20Aを積む。無限でやった例のやつです。無限で出来るのならば、出来ないわけがない!最終目標は6月にツインリングもてぎで行われる耐久レース(JOY耐)に出る事だぁ~!

なぁーんて、自信満々でこの計画はスタートしました。ちょうどその場に居合わせたホンダスタイル編集部の白井さんに、「こんな企画どう?」と聞いてみたら・・・「それ最高です~」と速攻OKを頂きこの企画はホンダスタイル誌の企画としてもスタートしました。名づけて・・・「FIT・GT200」・・・(笑) 白井さん(ホンダスタイル編集部)よろしく!

とは、言ってはみたものの、そう簡単にいく訳もなく、まず、悩む・・・いっぱい人が集まっても、やはり意見はまとまらず・・・悩む・・・???
何からやっていいのか分からず、やっぱり悩む・・・???

人の話には耳もかさず、ただひたすらもくもくと・・・・・・・
出した答えは普段の仕事は部下にまかせて、社長さんはフィット製作にかかりきり。(笑)
ありえないスピードで車が出来ていくのでした。

2. とりあえず完成の巻き!

K20Aフィットとりあえず完成

あれよ、あれよという間に作業が進みエンジンの搭載が完了!いやぁ~、早かったですよ。エンジンが載るまで。1ヶ月位ですか・・・
そんで、配線をDC5用をそっくり引いて、エンジン搭載は完了です。エンジンがかかった時の感動といったら・・・
そんな感動している中村社長の一言です。
「いやぁ~、これでやっと眠れる日がくるなぁ~」
そんなこんなで、出来ちゃいました!その姿がコレです。←

つくば2000にてテスト走行!う~ん・・・シルバーのフィットです。だけど車高はみょ~に低い!
そんで、マフラーが直管の爆音&フィットのエンジンではないK20Aの音!

3. シェイクダウンの巻き!

もてぎシェイクダウン (2月14日・ツインリンクもてぎフルコース)

まず、今日はレースカーとして早く走る事では無く、車としてちゃんと走るかどうかの確認です。走る・止まる・曲がる、がちゃんと出来るのか?
正直、私もとってもビビりました。

シェイクダウンという名のテスト(人体実験とも言う)は、私、古賀が担当しました。
恐る、恐る走ってみると・・・思ったより普通に走りました。(笑)
軽量なフィットのボディにK20Aエンジンの加速は強烈!!の一言です!そろそろペースをあげてもいいかなぁ?なんて思っている時に、後ろから煙が!
即座にピットインし、確認したら、なんと・・・・・・・・・?

ミッションのドレンボルトが無い!!??(ツインリンクもてぎの方、大変ご迷惑をおかけしました)もちろん、ミッションオイルなんてサーキットに持ってきてません。

そこで、もてぎ近くにお店を構えるRMなかやま様(もてぎシビックでお世話になってます)に℡をしミッションオイル交換(注入)をお願いし、なんとか復活。その後は快調に走り、今度こそペースUPだ!とヤル気で走ると・・・ハンドルが重い???
ブレーキ踏みながら・・・前加重のったままだと、ハンドルが切れません(笑)
そんな状態だったのですが、ベストタイムはなんとか2分20秒0。(笑)(シビックのN1で16~18秒)シェイクダウンにしては上出来のタイムで、関係者一同ホットしました。

直線番長フィット

以上走ってみての感想・問題点は・・・

  1. パワステ無しだと乗れない。
  2. ノーマルECUの為、速度リミッターがあたってしまう。
  3. デフがノーマルのヘリカルLSDでは力不足。

次回はこの点を改善しようと思います。